ヨーロッパF3選手権のチャンピオンを獲得したランド・ノリスは、2018年にマクラーレンのリザーブドライバーを務める準備はできていると語る。ランド・ノリス(17歳)は、今年ヨーロッパF3選手権に初参戦し、圧倒的な強さでチャンピオンに輝いた。2016年のMcLaren Autosport BRDC Award受賞者であるランド・ノリスは、すでに今年のハンガリーテストでマクラーレンのF1マシンを走らせている。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ランド・ノリスが2018年のマクラーレンのリザーブドライバー候補であることを示唆していた。2018年にF2に参戦する可能性が高いとされるランド・ノリスは、2018年のマクラーレンのリザーブドライバーの役割について「それは本当にクールだと思う」とコメント。「もう少しテストが必要だけど、8月のハンガロリンクテストを終えて、今ではどのように予想すればいいかわかっているし、テストデーへ入り方やそれをどのように最大限に活用していけばいいかをわかっている」「速いペースで走って、もっとクルマの感触を掴めると思うし、何かが起こって、僕が選ばれれば、サードドライバーとしてクルマに飛び乗る準備はできている」ランド・ノリスは、2015年にMSAフォーミュラのタイトルを獲得した後、2016年にユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0、フォーミュラ・ルノー2.0 NEC、トヨタ・レーシング・シリーズでタイトルを獲得。今年カーリンからヨーロッパF3選手権に参戦したランド・ノリスは、2010年にエドアルド・モルタラ以来となるプレマ・パワー以外のチームでのタイトル獲得となった。カーリンは、2016年にいくつかのレースを欠場するなど、悲惨なF3シーズンの後、大規模なチーム再編を実施。マカオGPでアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを起用して優勝を遂げて、復活の狼煙をあげていた。ランド・ノリスは、2017年シーズンが始まったときには自分がヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得する立場にいるとは考えおらず、トップ3を目指すことが現実的だと考えていたと語る。「僕にとってはとても良いシーズンだった。自分やチームが期待していたよりもはるかに良かった」とランド・ノリスはコメント。「カーリンにとっては昨年の乏しいシーズンからチャンピオンシップ獲得まで返り咲いたわけだし、僕は彼らに十分な信用を与えることはできなかった」「2015年にカーリンとMSAフォーミュラのタイトルを獲得を含めた過去数年間は、それができるチームだとわかっていたけど、今年カーリンでレースをするのはほぼ賭けだった」「今年の開幕時にはチャンピオンシップは目標でさえなかった。トップ3でフィニッシュできればいいと思っていた」また、ランド・ノリスは11月のマカオGPにもカーリンから参加することを表明。昨年はフォーミュラ・ルノーのチャンピオンとして参戦したが、11位で終えている。「マカオで走るのは間違いないし、本当に楽しみにしている」とランド・ノリスはコメント。「去年はルーキーとして経験豊富な相手と戦うのはかなりタフだったけど、今はチームとして僕たちは大きく改善しているし、ストリートトラックを十分に理解できている。僕たちはポウで強かったし、僕たちのペースは改善されている」「本当に楽しみにしているし、もちろん、勝利を目指して頑張るつもりだ」
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