ランス・ストロールは、2023年F1第18戦カタールGPの決勝を11位でフィニッシュ。コックピット内の暑さがあまりにも酷く、意識を失いかけていたことを明かした。ロサイル・インターナショナル・サーキットのコンディションは週末を通して猛烈な暑さが続いており、最高気温はしばしば35℃を大きく上回った。
このトラックは、ドライバーにとって最高で約5GのGフォースが継続的に発生することで有名で、FIAがピレリタイヤへの懸念から最大18周のスティント長を設定したこともあり、気温の高さとフラットアウトのペースが重なった。優勝したマックス・フェルスタッペンや脱水症状でリタイアしたローガン・サージェントなど、複数のドライバーが苦戦を強いられた。ストロールは最終的に9位でチェッカーを受けたが、トラックリミット違反による5秒のタイムペナルティを科され、ポイント圏外に降格された。レース後、マシンから降りたストロールは、救急車に助けを求めるほど疲弊しており、ミディアインタビューに向かう途中に転倒するほどだった「9位でフィニッシュしたけど、トラックリミットのペナルティが2つあったと思う」とストロールは語った。「でも、僕はクルマの中で気を失っていたし、彼らは縁石にペイントして、縁石さえ感じられないようにトラック幅を狭くした」「とにかくそれを見ようとしていたけど、問題は、気を失っているので自分がどこに向かっているのかが見えなかったことだ。完全にフェードアウトしていた」「(状態が悪くなり始めたのは)残り20周のときだった」ストロール、レース後、救急車に直行#f1 #f1jp #ストロール #アストンマーティン #F1カタールGPpic.twitter.com/VG6711RlXK— F1-Gate.com (@F1Gate) October 9, 2023 ランス・ストロール「今日のレースは9位でフィニッシュしたが、トラックリミットのペナルティで11位に後退した。体力的に厳しいコンディションのなかでハードなレースを展開しただけに、ポイントを獲得できなかったのは残念だ。他のどのイベントよりも気温が高く、タイトなコーナーが多いので常にGフォースとの戦いになる。今日のマシンはよりペースが良かったし、チームはタイヤの制約の中で良い戦略を決定した。ガレージのチームも、このような厳しいコンディションのなかで素晴らしい仕事をしてくれた」