ランス・ストロールは、今シーズン終了を待たずしてウィリアムズを離れて新生『レーシングポイント・フォースインディア』で走る可能性を否定していない。今年、競争力のかけるウィリアムズで散々なシーズンを過ごしているランス・ストロール。父親のローレンス・ストロールは、息子をより競争力のある環境でレースをさせるためにコンソーシアムを結成して破産寸前だったフォースインディアを買収した。
F1ベルギーGPで木曜記者会見で自身の将来について質問されたランス・ストロールは「現時点で僕はウィリアムズにいる。今後どうなるかはわからない。父がどのような決断をするか見てみよう」とコメント。「彼はナイスガイだ。彼が僕を起用していることを願っているよ!(笑)」とランス・ストロールは冗談ぽく語った。「まあ、現時点で僕の方は何も変わっていないよ。僕はまだウィリアムズのシャツを着ているし、今週末レースをする。100%集中しているし、自分の仕事にコミットしている。「一方で僕の父に怒ったことは本当に喜ばしいことだ。彼はフォースインディアを素晴らしい財政上の機会をみなした。彼らは長年苦労していたけど、彼は会社に多くのポテンシャルがあると見た。彼はビジネスマンだ。彼はクルマ、F1にずっと情熱をもっている。彼は400人の雇用を救ったし、将来、非常に競争的で健全な会社を築けると信じている。彼のために嬉しく思う」ランス・ストロールは、今シーズン終了を待たずしてウィリアムズからフォースインディアに移籍すると噂されている。「何も保証されていないけど、今は今週末にだけ集中していくつもりだし、いつものように全力を尽くすつもりだ。将来がどうなるかは見てみるつもりだ」とランス・ストロールはコメント。「今はとにかく週末ごとに取り組んで、何が起こるか見てみるつもりだ。僕はウィリアムズにコミットしているし、ウィリアムズと契約している。去年はいくつか成功を収めたし、今は彼ら(フォースインディア)を倒そうと頑張っている」父は契約の状況について逐一情報を提供してくれていたかと質問されたランス・ストロールは「ノー」とコメント。「彼は自分のデューディリジェンスを行っていたし、予想以上の結果をおさめたと考えている。彼らは自分たちの持っているもので本当に良い仕事をしたし、彼は多くの機会、多くのポテンシャルを見ている」「彼らは非常に難しい立場にいる。彼は、会社の成長を助け、出来る限り競争力のあるものにできると信じている。現時点で僕はウィリアムズにいるし、今後自分に何が起こるか見てみるつもりだ」「彼のフォースインディアでの活躍を祈っている。彼にとって間違いなくエキサイティングな未来だ。でも、僕はとにかく今週末、残りのシーズンに集中している」フォースインディアは、今週末のF1ベルギーGPから新チーム『レーシングポイント・フォースインディア』として再出発を切ることが決定。今シーズンここまで稼いだ59ポイントは失効となり、0ポイントからシーズン後半をスタートする。