ランス・ストロールは、F1デビューシーズンは“厳しいスタート”になったが、全体的な内容には満足していると語る。今年、18歳でウィリアムズからF1デビューを果たしたランス・ストロールのキャリアは、彼の父親でカナダの大富豪であるローレンス・ストロールによる惜しげない資金によって切り開かれたことは秘密ではない。
スタートとなるプレシーズンテストでクラッシュを喫して厳しいスタートを切ったランス・ストロールは、開幕後にも未熟さが目立ち、第4戦ロシアGPでようやく初完走を果たした。しかし、ランス・ストロールは、シーズン序盤の苦境は自分には影響を及ぼさなかったと主張すする。「冬季テストでは厳しい時間を過ごしたけど、それは完全に想定していたことだ」とランス・ストロールはコメント。「開幕3戦では完走できずかなり厳しかった。自分のミスであるか、機械的な故障であるかに関係なくね。クランプリを完走できなかったことは事実だ」「初年度はどこかの段階で逆境に直面することになるのはわかっていた。シーズンのかなり早い時期にそうなってしまったけど、レベルアップしようと頑張ったし、それに影響を受けることはなかった」その後のレースで、ランス・ストロールはバクーでの初表彰台を含め、40ポイントを獲得し、チームメイトのフェリペ・マッサから3ポイント差のドライバーズ選手権12位でシーズンを終えた。シーズン全体を振り返り、ランス・ストロールは自分を守り、成功するという自信を与えてくれたウィリアムウズに感謝していると語る。「彼らはずっと僕のことを信じてくれたし、彼らの意見を聞き、そこから挽回することができた。それは重要なことだった」とランス・ストロールはコメント。「素晴らしいシーズンにすることができた。シーズン全体を振り返れば、内容にはかなり満足している」2018年シーズンを迎えるにあたり、ランス・ストロールは、1年間の経験が自分にとって大きなボーナスになると感じていると語る。「全てのサーキットに2回目として戻ることは大きなアドバンテージになるだろう。冬の間は予選に取り組んでいくつもりだ。サーキットに2回目として戻ることは大きな助けになると思う」「でも、全ての点で改善できるエリアはある。経験と知識を積み、冬に振り返る時間があるのは良いことだ」