ポーランドのレフ・カチンスキ大統領夫妻ら97人が乗った政府専用機が10日、ロシア西部のスモレンスクで墜落し、乗客乗員全員が死亡した。大統領らは1940年に起きた「カチンの森事件」の追悼式に向かう途中だった。第二次大戦中に当時のソ連・スターリン政権の決定で戦争捕虜ら2万人以上のポーランド人が銃殺され埋められた「カチンの森事件」。、先日ロソアのプーチン大統領が70年に合わせロシア首脳として初めて事件の舞台を訪れ、ポーランドとの歴史的対立を乗り越えようと「和解」を呼び掛けたばかりだった。
ポーランド人初のF1ドライバーであるロバート・クビサは、この事故に哀悼の意を表した。「我が国にとって前例のないこの悲劇的なニュースにショックを受け、悲しんでいます。カランの犠牲者のための記念日は、ポーランドの人々にとって深い哀悼の日となってしまいました」「犠牲者の家族の方に心から哀悼の意を表します。私の心は、この悲劇によって深い悲しみを受けたポーランドの皆さまとともにあります」