ロバート・クビサは、F1レースとル・マン24時間レースを比較することは、陸上の短距離走のアスリートとマラソンのランナーを比較するようなものだと語る。今週末、ロバート・クビサは、ベルギーのチームWRTからル・マン24時間レースでデビューを果たす。BMWザウバー、ルノー、ウィリアムズでF1で97戦を戦ったロバート・クビサは、F1でのフルタイムの役割を退き、代わりにスポーツカーレースに移行した。
DTM(ドイツツーリングカー選手権)でシーズンを過ごした後、ロバート・クビサは、ルイ・デレトラズとイーフェイ・イェと一緒にヨーロピアン・ル・マン・シリーズのためにチームWRTに加入。ル・マン24時間レースでも2台体制のチームWRTの1台でチームを組む。ロバート・クビサは、耐久レースの長いフォーマットは、スプリントレースベースの短いグランプリレースの世界とはまったく異なる世界であると説明した。「すべてが違う」とロバート・クビサは言った。「スプリントレースのランナーをマラソンと比較するようなものだ。スプリンターはマラソンとは体格指数 が異なっている必要があるし、彼らは同じようにさえ見ない」「結局、同じスポーツではるけど、それくらい違いがあるし、アプローチは異なる。おそらく同じようなことは、最終的にマシンを運転するときにパッケージから最大限を引き出すことを試みる必要があることだ。でも、耐久レースであるため、リスクを最小限に抑える必要がある」「あらゆることを考えなければならない、レース中に多くのことが起こる可能性がある。僕たちはそれを認識しているし、僕もそれを認識している。類似点よりもはるかに多くの違いがあるのは確かだ」ヨーロピアン・ル・マン・シリーズの4時間のイベントよりも長いレースでの経験は比較的少ないため、ロバート・クビサは今後の課題について現実的なままだ。「目標はまず何よりもレースをフィニッシュすることだ」とロバート・クビサは言った。「第二に、優先事項は、技術、スポーツ、ドライビングなどで大きな問題なしにそれを終えることだ」「これがまず重要なポイントになると思う。それから、常にイベントを尊重し、トラックを尊重しながら、ベストレースを行うことに集中する必要がある。チャレンジは大きいので、簡単なイベントではない。そこからどうなるか見てみるつもりだ」「僕たちに欠けていること、確実に足りないことの1つは、このイベントの経験だ。僕たちは比較的若くもあるし、僕は耐久レースでは若手だ。今年はデイトナ24時間レースに出場したけど、1時間半でリタイアしている。結局、僕は24時間のレースを丸1週間経験したことはない」「僕が慣れているものとは完全に異なるものであるのは確かだ。だから、言ったように、僕たちはできる限り自分自身に集中しなければならない。そして、僕たちが良い仕事を提供し、自分たちの仕事を正しく実行できるかどうかを確認しなければならない」「これだけですでに良い成果になると思っている。そして、もちろん、最終リゼルトが重要になるだろう。でも、最も重要なことは、自分の仕事に幸せを感じて、満足することだと思う」2006年から2019年まで続いたF1でのスティントレース中、ロバート・クビサは、ル・マンでレースをすることに特別な希望はなかったが、イベントをリスペクトしていたと語る。だが、F1を去り、アルファロメオF1でテストとリザーブの役割に移行してことで、レースをより真剣に行うことを検討し始めましたとロバート・クビサは語る。レースをするのを楽しみにしていたかと質問されたロバート・クビサは「正直なところ、ずっと考えていたわけではなかった。結局、僕はスプリントレースに集中してきたからね」とコメント。「もちろん、ル・マンは多くの関心を集めているし、世界最大のレースではないにしても、耐久レースでは最大のレースにひとつだ」「だから、僕はこのイベントに常に大きな敬意を払ってきたけど、もちろん、スプリントレースをしているとき、またはF1でレースをしているときは、ル・マンをやろうとは考えていない」「でも、F1でレースをしなくなり、考えるようになったのは確かだ。自分がやりたいと思う通常のアプローチ方法だ」