アルファロメオ・レーシングは、ロバート・クビサが2020年のリザーブドライバーとしてチームに加入することを発表。また、彼の支援者であるPKNオーレンが“共同タイトルスポンサー”に就任し、『アルファロメオ・レーシング・オーレン』として2020年のF1世界選手権を戦うことを発表した。2011年のラリー事故で右腕に重傷を負ったロバート・クビサだが、今年ウィリアムズと契約し、奇跡ともいえる8年ぶりのF1復帰を果たした。
しかし、ウィリアムズのF1マシンに戦闘力はなく、ロバート・クビサがF1ドイツGPで獲得した1ポイントが唯一のポイントとなり、コンストラクターズ選手権を最下位で終了。ロバート・クビサは早々にチーム離脱を発表し、後任としてニコラス・ラティフィが2020年のF1ドライバーを務めることが発表されている。ロバート・クビサは、ハースF1チームとレーシング・ポイントのシミュレータードライバー就任が噂されていたが、最終的にアルファロメオ・レーシングのリザーブドライバーとして2020年シーズンを過ごすことが決定した。また、アルファロメオ・レーシングは、ロバート・クビサの後援者であるポーランドの石油会社PKNオーレンと“複数年にわたるパートナーシップ”を発表。チームは2020年のF1世界選手権を『アルファロメオ・レーシング・オーレン』として戦う。「アルファロメオ・レーシング・オーレンに加入し、キャリアの新しい章をスタートできることを本当に嬉しく思う」と2006年から2009年までBMWザウバーと呼ばれていたチームでF1を戦っていたロバート・クビサはコメント。「このチームは僕の心の中で特別な位置を占めており、僕がヒンウィルにいたときからここにいる何人かの顔を見れることを嬉しく思う」「時間と状況は明らかに異なるけど、自分が同じ決意と成功への渇望を見つけられると確信している」「アルファロメオ・レーシング・オーレンが次の一歩を踏み出すのを助けることを楽しみにしている」ロバート・クビサは、BMWザウバー時代の2008年のF1カナダGPを優勝し、その年のドライバーズ選手権を自己ベストの4位で終えている。アルファは、2020年もキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのドライバーラインナップを保持しており、2020年のF1マシンが「C39」と呼ばれることを確認している。「ロバートをファミリーに迎えられることを嬉しく思う。彼と一緒に仕事を始めるのが待ち切れない」とチーム代表のフレデリック・バスールは語る。「彼は紹介する必要のないドライバーだ。彼の世代で最も輝かしいドライバーの1人であり、ラリー事故後にレースに復帰するための戦いで人間の決意の本当の意味を示したドライバーだ」「我々はチームの順位を上げるためにプッシュし続けており、彼のフィードバックは非常に貴重だ」
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