ウィリアムズのロバート・クビサは、夏休みまで自分専用にカスタマイズされたステアリングを待たなければならなかった。2010年のラリーでの事故で右腕に重傷を負ったロバート・クビサは、奇跡的とも言える回復をみせて今年F1復帰を果たした。だが、右手には後遺症が残っており、すべてを左手で操作できるように左側にボタンを並べてステアリングをチームに求めていた。
「シーズン開始時からそのステアリングを使えるはずだった。でも、シーズン開幕よりも少し遅れてしまった」とロバート・クビサはコメント。「2つのボタンが右側ではなく、左側についている。それに左側にパドルが追加されている」ウィリアムズのシニアレースエンジニアを務めるデイブ・ロブソンは、新しいステアリングホイールによってロバート・クビサはシーズン後半戦の物事を少し楽になるだろうと考えている。 「この新しいホイールによって、ロバートに非常にアクセスしやすくなった」とデイブ・ロブソンはコメント。「すべての機能にもう少し簡単にアクセスできるようになる。実際のラップタイムロスよりも、彼にとってはフラストレーションが溜まっていたと思う」