ロバート・クビサは、2019年にウィリアムズでF1復帰する際にF1レースの“8年のブランク”を恐れる理由はないと語る。2006年にBMWザウバーでF1デビューを果たしたロバート・クビサは、ロータスに所属していた2011年のプレシーズンにラリーでの事故で右腕に重傷を負い、F1グリッドから遠ざかっていた。
しかし、2017年中盤にF1復帰の可能性を探り始めたロバート・クビサは、ルノーとウィリアムズのF1マシンをテスト。2018年にはレースシートを獲得できなかったが、ウィリアムズでリザーブドライバーの役割を担った。2019年のウィリアムズのF1シートを獲得したロバート・クビサは、来年の開幕戦オーストラリアGPで158戦ぶりにF1でスタートを切ることになる。「もちろん、僕は5シーズンを経験しているし、特にF1でのレースの経験はかなりある方だ」とロバート・クビサはコメント。「トップドライバーになるためにどういったものが必要かは十分にわかっているし、それを恐れてはいない。多くの作業と献身が必要なことはわかっているし、そのための準備はできている」「技術的な観点、ドライビングという観点では、冬季テストもあるし、オーストラリアに到着するまでに準備を整える時間は十分にある」「2019年は全員がゼロからのスタートになるし、8年間離れていたことを恐れはいない。楽しみにしているし、何が必要で何をしなければならないかはわかっている。自分の仕事をうまくこなすことができれば、全員が満足してくれると確信している」右腕に制約があることをオープンにしているロバート・クビサは、オブザーバーが自分の能力に疑問を抱いている理由も理解できると語る。「皆さんと同じように僕も何年もそれを聞いてきた。人々は僕にそれができると信じることに苦労していた」とロバート・クビサはコメント。「全てのチームマネージャー、全てのチームプリンシパルもそうだと思うし、僕がチームプリンシパルだったら、僕だって疑問を抱くだろう」「でも、それは今年がとても有益だったと言える理由でもある。(クレア・ウィリアムズと)最初のミーティングで会ったとき、僕は『あなたが疑問を持っているならば、僕たちはそれをするべきではない』と言ったことを覚えている。まず何よりも自分にそれができるという確信がなければならないし、僕がここにいるのはそう思っているからだ」「でも、二つ目には全てのチームが僕がその仕事をできるということを確信しなければならない。僕たちはドライビングについてたくさんのことを話したと思う。でも、僕はクルマから離れていてもチームに多くのことを与えられると思っているし、チームが僕が考えているポジションにいれば、僕たちはドライビングによるものだけよりもはるかに多くのゲインを得られるだろう」