ロバート・クビサは6日(火)、2011年のラリーでの事故以来、実に6年ぶりとなるF1マシンでの走行を実施。バレンシアで115周を走行したロバート・クビサは「自分が成し遂げたことを誇りに思う」と述べた。今回のテストはルノーがオファーして実現したプライベートテスト。ルノーは2012年のロータスE20を提供。ロバート・クビサは、自分の能力と持久力を測定した。
「このテストを実現してくれたみんなに俺を言いたい。みんなにとって良い一日になったことを願っている。彼らは2010年の頃の僕に会えたかもしれないね」「僕にとっては感情的な面でも重要な一日だった。パドックを離れて長い時間が経っているし、厳しい時期を経験してきた」「一生懸命に働き続けてきたけど、数年前は不可能だと感じていた」「複雑な気持ちではあるけど、今日成し遂げたことを誇りに持っている。自分が何を失ったかもわかった。将来に何をもたらすかはわからないけど、ひとつのことはわかっている。このために何年も取り組んできて、難しいコンディションで良いペースとコンシスタントな走りができた」「6年経っているので簡単ではなかったけど、自分に仕事ができるのはわかっていたし、満足していいと思っている。この機会に感謝している。ルノーは、2005年にF1初テストの機会を与えてくれたチームだし、今回またテストをさせくれたことに感謝している」ルノーのF1トラックサイドオペレーションズディレクターを務めるアラン・パーメインは、ロバート・クビサのテストを以下のように語った。「ロバートをF1カーに戻すことができて嬉しかったね」とアラン・パーメインはコメント。「スムーズな一日だった。我々はグランプリ週末を1日に凝縮しようとした。それは彼にとって興味深いことだった」「ロバートはちょっと変わったかな。彼はより円熟しているし、クルマのセットアップについて細かい詳細を求めるときに強引じゃなくなっていたよ!」「だが、彼のコメントとフィードバックは、我々全員にとって時計の針を戻すようだった。6年後にF1カーに飛び乗るのは大変なことだが、彼のパフォーマンスは素晴らしかった。今回はロバートのための1回限りのイベントだった」「彼のルノーとの時間は非常に急に短縮されてしまった。我々は彼に非常に素晴らしい将来を感じていた。チームはセルゲイ・シロトキンとバレンシアでテストをしていたし、ロバートを1日クルマに乗せて彼の回復に貢献するには完璧な機会だった」