ロバート・クビサは、F1中国GPのフリー走行で、シーズン開幕以来初めてKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載して走行する。クビサよりも体重が軽いチームメイトのニック・ハイドフェルドは、序盤2戦でKERSを搭載し、マレーシアでは表彰台に上った。しかし、クビサはKERSの重さと、バラスト不足によるマシンの操縦性、特にタイヤ劣化問題のためにKERSを使うことができなかった。中国には長いストレートがあるため、BMWザウバーは、KERSが今週末クビサにアドバンテージをもたらすかどうかを確認したがっている。
「テストしてみなくてはならない」とクビサは語る。「僕たちの観点では、オーストラリアだけでなく、特にマレーシアで確かにアドバンテージがあった」「もちろん、僕のマシンに搭載すると他のドライバーに比べてデメリットは大きいけど、デメリットよりもメリットが大きいことを願っている。でも、まだわからないね」クビサは、KERSの使用はマシンのバランスを損なう可能性があるが、だからこそBMWザウバーはKERSを金曜日に実験的に使うのだと説明する。「マシンのバランスが問題だ。バランスとグリップレベルに決め手になるだろう」関連:KERS
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