ロバート・クビサが、ラリーでの事故後初めてインタビューに応えた。ロバート・クビサは、日曜日にイタリアで開催されたラリー・ロンデ・ディ・アンドラでクラッシュし、身体の右側を多発骨折。特に右手は部分的に断絶するという重傷を負い、現在もイタリアの病院で治療を続けている。
「今年復帰したいと思っている」とロバート・クビサは Gazzetta dello Sport に語った。「非常に範囲を定めたプログラムがあるので、回復時間を減らそうと決意している」ロバート・クビサは、事故のあとサンタコロナ病院にヘリコプターで搬送され、断絶した右手を再生するために7時間にも及ぶ手術を受けた。「指は動くし、腕もそうだ。それらを感じることができる」「でも、まだもうひとつ手術を受けなければならないし、そのあとわかると思う」「今はあまり動かすことはできない。でも、鎮静されているのであまり痛みはない」「(腕と足の)2重の手術を受けて、土曜日に自分の状態がどのようになっているかわかる予定だ」「そのあと準備を開始するためのカウントダウンに入ると思う。それしか考えていない」「前よりも強くなって復帰したい」ロバート・クビサは、2003年に大きな事故を起こして左腕を手術している。2007年にはF1カナダGPで大事故を起こし、アメリカGPを欠場した。「2007年のカナダで事故のあと、僕はすでにそれを乗り越えている」「僕は1レースを欠場したけど、復帰したときはもっと良くなっていた。ドライバーは加速と操縦だけがすべてではない」「85%で走るのと95%で走るのとでは違いがある。残りの15%は能力とモチベーションだ」「2007年以降、僕はより強いドライバーになっているし、精神的に強くなった。体力的に回復したら今回もそれは同じだと思う」ロバート・クビサは、事故を起こしたイベントの記憶の断片をつなげようとしていると述べた。スライドしたクビサのマシンは、ガードレールを押し飛ばし、続くガードレールが正面からマシンを貫通した。「事故については何も覚えていないので、何が起こったか本当にわからない」「病院で気がついて、エージェントのダニエル・モレリがすべてを説明してくれた」「起こったことを悲しく思った。それは起こってはいけないことだった」「母親に申し訳なく思う。彼女を心配させて、苦しめてしまった」「この仕事をしているけど、結果について考えたことはなかった。わかっているのは、僕はラリーをして、今ベットにいるということだ」ロバート・クビサのラリー参加を許可したロータス・ルオーGPには非難の声があがっているが、クビサはラリーに参加したことを後悔していないと語る。「ラリーは僕の情熱だ」とロバート・クビサは述べた。「ラリーは厳しいトレーニングだし、F1のためにも過酷だ」「多くのラリーに参加したので、僕はF1でよりうまく運転している」「F1でテストが非常に少ないことを考えれば、ラリーは集中力において役に立つ」「僕が改善できる特定の部分にラリーで取り組むことができた。20戦のシーズンでは重要なことだ」回復したら将来的にラリーに参戦するかと質問されたロバート・クビサは次のように述べた。「わからない。そのときに考えるつもりだ」