F1韓国GPのサーキットの設計をしたヘルマン・ティルケは、韓国の新しいF1サーキットはドイツの支援のおかげで今週末初のグランプリを開催することができると主張している。会場の実際の工事に対しては「アドバイザー」に過ぎないと述べているヘルマン・ティルケだが、韓国人が施設の完成に苦労していることが明らかになると、トラック路面をレーシングコンディションにするために作業員と機材を提供したという。
「最終的に我々はドイツから作業員を送り込んだ。それがなければ、うまく行かなかっただろう」とヘルマン・ティルケは Auto Bild Motorsport 語った。ヘルマン・ティルケは、今週末に路面が崩壊するという懸念には根拠がないと主張する。「我々は、急速に乾燥し、すぐに準備できる特殊な調合を使用している」と述べ、ドライバーが直面するかもしれない唯一の問題は、アスファルトの上にある瀝青(ビチューメン)のため当初のグリップレベルが低いことだと述べた。しかしフランスの L'Equipe" は、以前ティルケがサーキットが間に合うかどうか「やや疑わしい」と認めていたという。「問題を分析し、解決策を見出す必要があった。我々(ティルケ)も協力したが、韓国の建設企業が頑張った」「全体的にすべて大丈夫だろう。しかしあちこちで欠陥があるかもしれない」F1関係者の多くは配管とサーキットへのメディア用シャトルの遅さを嘆いており、サーキットの不完全性が浮き彫りになった。Bild は「F1はラスベガスの駐車場、バーレーンの砂漠、上海の沼地でレースをしてきた。しかし、辺鄙な場所の工事現場でレースをしたことはない」と報じている。1,500人の韓国人兵士が慌ててグランドスタンドのシートをねじ止めする一方、作業員は埃っぽいトラックの縁を緑色にペイントしていた。良いニュースは、主催者が日曜日のには9万人の観客を予想していることだ。ただしそれだけのチケットはまだ売れていない。スポークスマンは「最初のイベントにあまり多くを期待していない。このあとは(韓国での)F1への関心が高まることを願っている」