クリスチャン・クリエンは、まだ2010年のF1グリッドに並ぶ可能性があると主張している。オーストリア人のクリエンは、過去2シーズンBMWザウバーのテストドライバーを務めており、小林可夢偉とともにレースシートに座ることを希望していた。しかし、ザウバーは19日、ペドロ・デ・ラ・ロサをレースドライバーとして起用することを発表した。
「最終的にドライバーを決定したは経営陣であり、彼らはあらゆる要素を考慮に入れなければならない」とクリエン・クリエンは語る。「シートの主なライバルはペドロ・デ・ラ・ロサだと十分に承知していた。僕の意見では、この決定がこれほど遅れたということは、ペーター・ザウバーにとって簡単ではなかったということを示していると思う」ルノー、トロ・ロッソ、カンポス、USF1にはまだ空席があり、クリエンは2010年にF1キャリアを再開するチャンスがまだあると主張する。「2009年シーズンを通じて複数のチームからアプローチがあった。現在、そのうちの2チームと真剣な交渉をしている」とクリエンは述べたが、チーム名は明かさなかった。2006年までジャガーとレッドブルで48戦に出走したクリエンは、この交渉が失敗すればリザーブドライバーとして4シーズン目を迎えることを検討するだろうと語る。「明確な目標はレースをすることだ。テストが制限にうおって、テストドライバーの仕事は数年前のように魅力的ではなくなった。それでも、その選択肢を慎重に検討しなくてはならない」「昨シーズンは、5人ものリザーブドライバーがレーシングドライバーの代役を務めたんだ」