佐藤公哉は、先月のザウバーでのF1若手ドライバーテストでのテスト経験が、AUTO GPタイトル獲得への見込みを後押ししてくれると考えている。23歳の佐藤公哉は、現在、順位表でセルジオ・カンパーナと同点で首位に立ってはいるものの、先月のムジェロでの第1レースでの0周リタイアにより、築いてきたアドバンテージを失った。
だが、佐藤公哉は、F1でのテスト経験は有益であり、シーズン後半の戦いにむけて気を楽にさせてくれると考えている。「AUTO GPカーに乗ってよりリラックスできるのは確かでしょう。ステップバックのようなものですからね」と佐藤公哉はコメント。「そのうえ、僕にとってのスピードのリファレンスは完全に変っています。F1で使われているカーボンブレーキを試してみて、ブレーキを最適化することを含め、さらにプッシュできることがわかっています」「トップレベルのドライバーやチームと戦っているので、(シーズン後半は)とてもチャレンジングだと思っています」「簡単ではないことはわかっていますが、全てをまとめクルマからベストを引き出して、ユーロノヴァのためにタイトルを獲得するために全力を尽くします」佐藤公哉は、F1テスト前にシルバーストンで優勝していたことが、ザウバーでの順応に役立ったと考えている。「シルバーストンでの全ての経験がセンセーショナルでした。全てが違っていましたし、以前のキャリアでの走行経験と比較しても別世界でした」「でも、1ヵ月半前にレースをしていたので、トラックの鍵となるリファレンスポイントは知っていました」「技術的な面で、AUTO GPがこれまで走った最初のハイパワーマシンでしたし、それがF3からF1へのギャップを埋めてくれたのは確かです」「パワーステアリングがないことも、必要な体力への準備になりました。F1カーを運転する方がずっと軽かったです」
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