元F1ドライバーのケビン・マグヌッセンは、2021年のル・マン24時間レースで父親のヤン・マグヌッセンと共闘するという夢が実現する。ケビン・マグヌッセンは、F1ドライバー時代から父親で同じく元ドライバーのヤン・マグヌッセンとル・マン24時間レースでタッグを組むことが夢であることを口にしていたが、所属チームや日程の問題で実現には至らなかった。
だが、2021年にその夢は実現する。マグヌッセン親子は、2021年のル・マン24時間レースでLMP2マシンに参戦するハイクラス・レーシングの49号車オレカ07・ギブソンを共有する。マクラレーン、ルノー、ハースで119戦のグランプリに出場したケビン・マグヌッセンにとってはル・マン24時間レースはデビュー戦。一方、マクラーレンとスチュワートで24戦のグランプリに出場したヤン・マグヌッセンは、ル・マン24時間レースで4回のクラス優勝を果たしている。ケビン・マグヌッセンは「いよいよだ! 今年のル・マンで父と僕は同じチームでLMP2に参戦する。何年も目指してきた夢がついに叶う」とソーシャルメディアで喜びを語った。ケビン・マグヌッセンは、2020年シーズン限りでF1を離れ、今季はチップ・ガナッシ・レーシングからIMSAIMSAウェザーテックスポーツカー選手権に参戦。デビュー戦となったデイトナ24時間レースでは惜しくも優勝を逃している。2022年からはハイパーカークラスに参戦するプジョーからWECにフル参戦することが決定している。