ケビン・マグヌッセンが、2020年シーズン限りでハースF1のシートを失うのは“99.9%”だと彼の母国デンマークのメディアは伝えている。ケビン・マグヌッセンは、まだ2021年のF1シートを確保できていないドライバーの一人だが、ハースF1は来シーズンに方向転換することを評価しており、マグヌッセン自身もすでにシートを維持することに不安を感じていることを認めている。
デンマークのメディアの報道によると、ケビン・マグヌッセンは今シーズンか繰りでハースF1のシートを失うことは確実であり、チームメイトのロマン・グロージャンとともに放出が発表されるのは時間の問題だとしている。 Ekstra Bladet は、決定は今週末のF1ポルトガルGP前にも発表される可能性があるとし、BT も同じことを報じている。元マクラーレンのコミュケーションディレクターでマット・ビショップは、ケビン・マグヌッセンは、レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンの“素晴らしい”次期チームメイト候補になるはずだと語っている。しかし、 BT の記者を務めるピーター・ニゴールは、ケビン・マグヌッセンの将来について楽観視することはできないと語る。「今季最終戦アブダビが行われる12月13日にケビン・マグヌッセンのF1キャリアが終わるのは99.9%確実だと思っている」「ハースはマグヌッセンとロマン・グロージャンを2人とも入れ替えることになり、マグヌッセンが2021年にF1にとどまる現実的なチャンスはない」ピター・ニゴールは、ケビン・マグヌッセンは現在最下位のウィリアムズにさえ移籍するチャンスはないだろうと考えている。「ウィリアムズは新しいオーナーを迎えており、それにより新たなチャンスが開けるかもしれない。だが、新オーナーも2021年は移行の年であり、2022年に新たなルールが導入されるまで彼らが生き残る必要があるということをよく理解している」「つまり、競技面より財政面の方が優先されることになるだろう。メルセデスとのエンジン供給契約との関連があるジョージ・ラッセルのシートを奪うには大金が必要だろうし、ニコラス・ラティフィの父親も多額の資金をチームに持ち込んでいるので彼らを追い出すのは難しいだろう」「悲しいことにアルファタウリやレッドブルのシートを夢見ることは非現実的だ」「つまり、私はケビン・マグヌッセンのF1キャリアもコロナ危機の犠牲となると見ている。彼がどこでキャリアを続けることになるのか非常に楽しみだ。だが、彼はニュルブルクリンクでリザーブドライバーに落ち着くつもりはないと私に語っていた。彼は2021年もレースをし、そして勝利するだろう」ケビン・マグヌッセンはインディカーやフォーミュラEへの転向も噂されている。ロマン・グロージャンはプジョーのWECハイパーカープロジェクトにリンクされているが、かねてからインディカーのオーバールレースへの転向には興味はないと語っている。