ケビン・マグヌッセンは、ハースF1チーム以外からも選択肢があったが、ハースに加入することが最良の選択肢だったと明かした。2014年にマクラーレンからF1デビューを果たしたケビン・マグヌッセンは、1年でシートを失った後、2016年にルノーを経て、2017年にハースF1チームへと移籍。2018年にはチームの半分以上のポイントを獲得するパフォーマンスをみせた。
2019年はハースF1チームにとって恐ろしい季節だった。だが、ケビン・マグヌッセンは、2020年がより競争力のあるシーズンになることを期待している。チームは非常に早い段階で今年のマシン『VF-20』の開発を開始し、パッケージの最大の問題が修正されたと確信している。ハースF1チームが改善する必要がある領域の1つはダウンフォースの量だ。「僕が知っているのは、昨年のマシンが風洞内のいくつかのポイントでダウンフォースを獲得していたが、それとコース上には違いがあった。それは大きな違いだった」とケビン・マグヌッセンは BT に語った。 「今年は明らかにダウンフォースが改善されており、差をより小さくするための対策を講じている。それがうまくいけば、いい感じだろうね」ハースF1チームは、変更が機能しているかどうかを確認できるようになるまで長くかけずに、冬季テストから競争力を発揮できることを望んでいる。 ケビン・マグヌッセンは、他の選択肢があったにも関わらず、ハースF1チームとレースを続けることを選択した。 「そうだね、申し出はあった。でも、ハースは明らかに最良の選択肢だった」とケビン・マグヌッセンは語る。「ルノーにいたとき、ハースは本当に僕のことを必要としてくれていると感じた。彼らは新しいチームとして本当によくやったし、チャンスを生かせたので後悔はない」しかし、ケビン・マグヌッセンのF1ワールドチャンピオンになるという夢を達成するのにまだ長い道のりだ。フラストレーションを感じているかと質問されたケビン・マグヌッセンは「そうではないと言ったら嘘になるだろう」と認める。「僕の夢はワールドチャンピオンになることだからF1にいる。トップ10に入っていないし、もしロマンにさえ勝てなければ、ビックチームは僕を見てくれないだろう」ハースF1チームは、2月6日(木)に2020年F1マシン『VF-20』のカラーリングを全チームに先駆けて初公開。原点回帰となるモノトーンカラーを採用した。