ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、レッドブル・ホンダが“すでに手の届かない所にいる”のではないかと恐れている。ケビン・マグヌッセンは、F1オーストラリアGPで“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる6位でフィニッシュ。しかし、4位と5位でフィニッシュしたフェラーリからは大きく遅れ、チェッカーの時間ではほぼ1分半の差がついていた。
さらに最大のサプライズはレッドブル・ホンダだったかもしれない。マックス・フェルスタッペンはフェラーリ勢のさらに35秒前の3位でフィニッシュラインを通過している。ハースF1チームは、レッドブル・レーシングがホンダとの新しいF1エンジンパートナーで眠っている間に戦うことができることを期待していたが、その望みは打ち砕かれた。「レッドブルに到達するにはとても難しいだろう。彼らはすでに僕たちのかなり前にいる」とケビン・マグヌッセンはコメント。「それに彼らは通常、シーズンにわたってかなり良い進化を果たして発展していく。他のトップチームであるメルセデスとフェラーリと比較してもね」そうなった場合、ハースF1チームにとってのベストな結果はコンストラクターズ選手権4位ということになる。昨シーズン、ハースF1チームはほぼ自滅によってルノーに次ぐ5位でシーズンを終えている。「去年のように接戦になるだろう」とケビン・マグヌッセンは語る。「残りのシーズンのバトルがどうなるかを言うのはもちろん難しいけど、少なくともオーストラリアではとても拮抗していた」「去年とかなり似たような感じだったし、さらに近いかもしれない」ピットストップでのホイールナットのトラブルでリタイアすることがなければ、ロマン・グロージャンもトップ10フィニッシュしていた可能性は十分にあった。それでも、ケビン・マグヌッセンは、ハースF1チームはオーストラリアでかなり良いパフォーマンスを発揮できたと考えており、その傾向はバーレーン以降も続くはずだと語る。「そうならない理由はあまりないと思う。バーレーンでクルマが機能しない理由はない」とケビン・マグヌッセンはコメント。「オーストラリアで僕たちが達成したことをとても誇りに思っている。クルマの感触は週末を通してとてもいい感じ位だった。セットアップなどに劇的な変更を加える必要はなかった。僕たちは毎日状況をうまく管理していた」「もちろん、2台揃ってポイントを獲得できなかったには満足していないけど、ロマンは予選でとても速かったし、レースでもスピードがあった。僕たちは6位と7位で終えられたはずだ」「ポテンシャルにはとても満足しているけど、僕たちは仕事を完了させて、2台揃ってポイント圏内にいる必要がある。残りのシーズンでベスト・オブ・ザ・レストを争うにはミスを少なくする必要がある」
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