ケビン・マグヌッセンは、マクラーレンが示してくれた信頼を正当化したいと心に決めている。今年セルジオ・ペレスに代わってマクラーレンからF1デビューを果たすケビン・マグヌッセンは、先週のヘレステスト4日間のトップタイムを記録した。「与えてくれたチャンスに本当に感謝している。ある意味では、まだちゃんと実感できていない」とケビン・マグヌッセンはコメント。
「実際、先週の木曜日にヘレスで初めてクルマに乗り込んだときはちょっと変な感覚だった。でも、この世界に保証はないことはしっかりと把握しているし、今はF1ドライバーであるという特権を正当化するために必要な仕事に集中している」「当たり前のことだとは思っていない。ジュニアフォーミュラでの全ての仕事を十分にできたのでF1のドアたどり着くことができたんだと思っている。今は自分がここにいる機会に相応しいことを証明するためにもう一度初めからスタートしなければならない。過去数週間、そして今後の数週間、僕にその機会を与えてくれたマクラーレンのスタッフ全員と密接に働いて、僕に与えてくれた信頼を正当化したいと決心している」ケビン・マグヌッセンは、先週のテストで木曜日の午後と金曜日にMP4-29を運転したが、クルマのフィーリングについては楽観的に捕らえている。「問題はないように思うし、良いスタートだ。今はそれ以上に語れることはあまりない。今月後半にバーレーンでテストが続いていけば、相対的な競争力についての僕たちの立ち位置がよりはっきるしてくると思う。それでも決定的なことは言えないと思う」「そうだね、走っていて素晴らしい感覚だし、パワーとトルクはかなり印象的だ。でも、当面の僕たちの狙いは、出来る限り信頼性のあるパッケージを作りあげて、より多くの走行距離を重ねていくことだ。あまり刺激的には聞こえないかもしれないけど、現実的に今はラップタイムよりも周回数の方が重要だし、それが現時点での僕たちの狙いだ」ケビン・マグヌッセンは、固定レースナンバーとして20番を選択。20番はF1カーでより目に付きやすいはずだと考えている。「20は、僕がカートで着けていた番号だし、去年ワールドシリーズ・バイ・ルノー3.5選手権で優勝したときに着けていた番号でもある。僕に付いて回り、成功をもたらしてくれた番号なので、F1でもそれを継続するのは意味のあることだと思う」「ジェンソン(バトン)も同じ理由で22番を選んだと思う。彼は、2009年にF1選手権で優勝したときにその番号を着けていた。固定ドライバーナンバーのアイデアは気にいっているけど、もう少し大きくクリアに掲載されたら素晴らしいかもしれないね。でも、それは僕が決定することではないよね」