F1マレーシアGPの接触で“大バカ”呼ばわりされたナレイン・カーティケヤンが、セバスチャン・ベッテルに反論した。セバスチャン・ベッテルは、レース終盤に周回遅れのナレイン・カーティケンを追い抜く際に、レーシングラインに戻るのが早過ぎたため、HRTのフロントウイングと接触して、左リアタイヤをパンクさせた。
このパンクでポイント圏外に脱落したセバスチャン・ベッテルは、レース後にナレイン・カーティヤンを“大バカ”だと批判。しかし、ナレイン・カーティケヤンは、セバスチャン・ベッテルはチャンピオンシップでの優位を失ったフラストレーションを発散ているのだと考えている。「タフなシーズンを迎えて、彼はかなり苛立っているんだと思う」とナレイン・カーティケヤンは Deccan Chronicle にコメント。「事故のことで僕を非難するのは完全にプロとは言えない。あの軽蔑的な言い方は、彼の評判を下げるだけだ。良いマシンを持っているからといって、他のドライバーをバカ呼ばわりしてはいけない」「僕はこれまで参戦してきた全てのシングルシーター選手権でレース優勝経験があるので、ベッテルに証明書をもらう必要はない」グリッド上にもカーティケヤンを支持する声がある。フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは「僕が見た限り、あれはナレインのミスではなかった」とコメント。「なぜ彼(ベッテル)がそのようなことを言ったのか理解できない」 同じくフォース・インディアのポール・ディ・レスタは「ナレインは、ベッテルのようなドライバーとコース上で対等に戦う権利がある。2人ともF1ドライバーだし、チームを代表してそこにいるんだからね」と述べた。関連:セバスチャン・ベッテル、優勢を失い冷静さを失う
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