小林可夢偉は、FIA 世界耐久選手権(WEC)でポールポジションを獲得した後、車両規定違反で予選タイム抹消というペナルティは“厳し過ぎるとしか言えない”としつつも、“事務作業もしっかりしないと勝てない事を改め痛感した”と語った。トヨタ・TS050 HYBRIDの7号車は、マイク・コンウエイが1分54秒679、小林可夢偉が1分54秒488を記録し、平均タイム1分54秒583でポールポジションを獲得した。
しかし、予選後の車検で、7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされた。「WEC開幕戦、しっかり冬の間の準備のおかげ予選1位で明日に向けて好調な出だしかと思った矢先に。。 違反切符が届きました」と小林可夢偉はInstagramでコメント。「どうやら、FIAから配布される燃料流量計を予選前に申告しないといけないらしく、申告する時に計器に書いてあるシリアル番号を間違えてパソコンに打ち込んでしまい失格となりました」「速さに何も影響無いと言えど、違反は違反。 速い車、強い車を作るだけじゃ無く、事務作業もしっかりしないと勝てない事を改め痛感した日でした」「明日は上記の違反ペナルティーの結果ピットレーンスタートとなるのですが、ピットレーンスタートと言う事でまず、フォーメーションラップに参加出来ない結果1周遅れからの最後尾スタートになります」「正直に厳し過ぎとしか言えないペナルティですが、1周遅れであろうと優勝狙ってひたすら闘志燃やして明日は6時間駆け抜けます!」関連:【WEC】 ポール獲得のトヨタ7号車が車両規定違反で予選タイム抹消
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