小林可夢偉が、2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間レース、そして、シーズン全体を振り返った。小林可夢偉が走らせるトヨタ TS050 HYBRID #6号車は、自力でタイトルを獲得する可能性はないものの、逆転に望みを繋いでおり、小林可夢偉も「おもいっきり戦って勝ってチャピオン取る!」との意気込みでレースに臨んだ。
しかし、バーレーンでのトヨタはスピード不足に苦しみ、#6号車はチームメイトの#5号車にも先行を許し、優勝したアウディから1周遅れの5位でフィニッシュした。小林可夢偉は「WEC最後のレースを勝利で飾ったアウディチームと、タイトルを獲得したポルシェ#2号車のチームに祝福を送ります」とコメント。「我々はシーズンを通して彼らと素晴らしい戦いを繰り広げてきました。しかし残念ながら最終戦の今日は我々の速さが及びませんでした。5位フィニッシュというのはやや残念なシーズン終幕で、十分な実力を発揮することが出来ませんでした」来季についてのトヨタの参戦体制はまだ発表されていないが、小林可夢偉は2017年のWECでの雪辱を誓った。「来年こそは更に力強くなって戻って来ます」2017年のWECは最終戦で優勝を飾ったアウディが撤退し、LMP1のハイブリッドクラスは、ポルシェとトヨタの一騎打ちとなる。マニュファクチャラーチームが2つに減るとはいえ、相手は2年連続で2冠を達成したポルシェ。ル・マンでは3台体制も噂されているが、簡単に勝てる相手ではない。明日11月20日にWEC主催のルーキーテストが予定されており、TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS050 HYBRIDを走らせる。2017年シーズンのWECは4月16日にシルバーストン6時間レースで幕を開ける。2017年は3度目のWTCCチャンピオンであるホセ・マリア・ロペスの加入が噂されているトヨタの2017年の戦いに期待したい。関連:【動画】 2016 WEC 最終戦 バーレーン6時間レース ハイライト
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