小林可夢偉は、明日の決勝レースにティモ・グロックが出場できない場合に備えて、F1デビューのためにスタンバイしている。トヨタは、基本的に明日のレースにはティモ・グロックが出場できることを期待しており、今晩か明日の朝に決断するとみられている。しかし、トヨタのジョン・ハウエットは、必要であれば小林可夢偉をレースに出場する許可を要請するつもりであることを明らかにした。
レギュレーションでは、土曜日のフリー走行に出走しなければ、レースに出場できないかもしれないと記されているが、小林可夢偉は金曜日のフリー走行に出走しているため、トヨタはスチュワードに特別に免除を与えてくれるよう働きかけるとしている。しかし、小林可夢偉の走行した金曜日のフリー走行は両方ともウェットコンディションであり、今週末はまだドライコンディションを経験していたので、許可が下りるのは難しくなると思われる。「ディモが出場できないのであれば、彼が出場するだろう」とジョン・ハウエットは語る。「彼が出場できるかどうかについては、若干グレーな部分がある」「スチュワードは、不可抗力だったとの見解を示してくれるかもしれないが、彼は今日は知っていないので、彼らが何と言うか待たなければならない」ティモ・グロックは背中に痛みを訴えているが、ジョン・ハウエットは、怪我が比較的軽いものであり、明日のレースに出場できると期待している。「わからないし、様子を見なければならない」「もちろん、彼は今日あまり良くはなかったので、明日の朝まで待たなければならない。しかし、我々はそう願っている」「我々が知る限り、彼は元気だ。彼は背中に少し痛みを感じていてレントゲンを撮ったが、なにも示さなかった」「足のレントゲンを撮り、我々は様子を見ているが、なにかあるとは思わない。彼は足に擦り傷がある。深くはないが、長い。用心のためであり、問題ではない」グロックの事故はドライバーエラーであったとの見方が強い。グロックは最終セクターで事故を起こしたとき、第1セクターと第2セクターで自己ベストタイムを記録していた。ジョン・ハウエットは、データは問題を示さなかったとしている。「データやメカニカル的にはマシンにまったく異常はなかったので、クルマに問題がなかったと断言できる」「彼はギリギリのところだったし、2つのセクターで自己ベストを更新してプッシュしていた」
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