小林可夢偉は、F1ロシアGPの週末、ケータハムのF1マシンの安全性に出場辞退を考えていたことが明らかになった。ジュール・ビアンキが、F1日本GPでのクラッシュで頭部に重傷を負った1週間後、F1ロシアGPのレースは行われた。すでに日本GPの段階でケータハムのパーツが不足していることを明かしていた小林可夢偉だが、F1ロシアGPのフリー走行3回目の前にFacebookの個人アカウントで、ケータハムのマシンに施された修復の内容を明かしていた。
「恐ろしい!」と小林可夢偉はマシンのサスペンションの画像とともに投稿。「サスペンションの損傷が昨夜見つかったけど、スペアないのでカーボンで巻き巻きの修復した! 毎回チェックするけどこれで走ってくださいといわれても恐ろしすぎる! もう帰りたい。。」「これから練習と予選とレースあるんだぜ。。 真剣に悩み中。。 レーサーとして走ったほうがいいので? 安全に辞退した方がいいのか。。 因みにあと15分で走ります。。」小林可夢偉のマネージャーを務める船田力は、Facebookの投稿は本物であり、小林可夢偉本人によって書かれたものであることを認めた。このアカウントは個人アカウントであり、後に削除されたこの投稿は全体には公開されていない。ケータハムは、F1ロシアGPの金曜フリー走行後、小林可夢偉のマシンの左リアサスペンションに“小さな矛盾”が見つかったと述べた。「ソチとリーフィールドで広範囲に評価された。最終的に強度を高めるためにカーボンファイバーでラップされた。通常の手順だ」「コンポーネントは安全だと承認された。以降の各セッションで再チェックされ、完全に問題ないと思われた」「可夢偉は投稿を削除し、残りの週末を通して、サスペンションの他のどの問題も示さず、この状態でクルマを走らせた」船田力は「あの朝、可夢偉はチームに特定の問題を知らされました。彼はすぐに僕に知らされたことを伝えてきて、僕たちはチームに自分たちの懸念を伝えました」「最終的に、チームは僕たちが考えている懸念を晴らしました」「このコメントは彼が問題について聞いた直後の反応でした。プライベートアカウントであり、彼の親しい友達や家族に対してだけのものです」船田力は、小林可夢偉がプライベートなコメントが公表されたことに「非常にショックを受けている」と延べ、「彼とチームはオースティンに備えています」と付け加えた。小林可夢偉は、F1ロシアGPをリタイアで終えたあとのリリースで「最初はリタイアしないといけない理由も分からず驚きました」と述べ、その後、パーツのマイレージをセーブするために命じられたと発言。チームは反論していた。関連:ケータハム、小林可夢偉の発言に反論
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