小林可夢偉が、2014年にザウバーでF1復帰する可能性が報じられている。昨年末、小林可夢偉は予算的な理由でザウバーのシートを喪失。今シーズンのF1シート獲得にむけて募金サイト“KAMUI SUPPORT”を立ち上げ、スポンサーと合わせて推定で約4億6000万円を集めたとされており、ザウバーとの新しい契約にサインする可能性があるという。
小林可夢偉は、そのお金には手を付けておらず「もし来年このお金を使わずにF1シートを獲得できた際には、みなさまにお返しするつもりです」と約束している。小林可夢偉は、今年スクーデリア・フェラーリからWEC世界耐久選手権に参戦しており、フェラーリも小林可夢偉のザウバー加入をサポートする可能性がある。だが、今シーズン限りでフェラーリを離れることになったフェリペ・マッサも、ロータスのシート獲得に失敗した場合、ザウバーのシート争いに参戦する可能性がある。また、フェラーリは、育成ドライバーであるジュール・ビアンキを中堅チームで戦わせたいとの意向があるとされ、同じくザウバーが候補とされている。ザウバーは、ロシアとの契約の一部として、2014年にセルゲイ・シロトキンをF1デビューさせる予定では、スーパーライセンス取得などを含め、状況によってまだ覆る可能性はある。「我々の財政状況は時間とともにドライバーを維持することができなくなっています」とザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンはコメント。「我々はこの状況を受け入れざるをえませんが、2014年も我々がここにいることは保証します。我々には将来のための力強いパートナーが必要であり、310名の従業員に信頼を与えなければなりません」
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