小林可夢偉は、2013年もザウバーのシートでF1に残るにはスポンサーが必要だと述べた。F1日本GPで初表彰台を獲得した小林可夢偉は、中団以降のチームでは数少ない持参金ドライバーを持ち込んでいないドライバーのひとり。セルジオ・ペレスは来年マクラーレンに移籍することが発表されているが、ザウバーはまだ2013年のドライバーについてコメントしておらず、チームの主要スポンサーであるテルメックの支援を受けるエステバン・グティエレスが有力候補に挙げられている。
小林可夢偉は、ザウバーでのシートを維持する、もしくは他で走るためにはスポンサーが必要になるだろうと述べた。「もちろん、スポンサーは来年の助けになるかもしれませんが、現時点で僕にはここにいるためのスポンサーはいません」と小林可夢偉は韓国でコメント。「他チームやここで走るためにスポンサーを探す必要があるのはとても変な感じです。現在、もちろんお金はとても重要ですが、基本的に僕は良いチームでトップドライバーのひとりでありたいです。F1にいたいですし、それが自分が若いときから夢見ていたことです」「ドライバーはクルマやクルマに何ができるかについて考えるべきであり、それが仕事です。ですが、今はスポンサーの多さと彼らが持ち込むものによって複雑になっています。ドライバーはそうでなければなりません。来年もF1に留まろうとしてますし、残りのシーズンで僕がF1で何ができるかを示したいです」小林可夢偉は、ホンダとトヨタがF1から撤退したことで、日本のスポンサーは枯渇したと述べた。「日本の自動車メーカーがスポーツにいれば、それは素晴らしいことです。しかし、日本の自動車メーカーがF1にいなければ厳しいです。自動車メーカーは最も大きな企業のひとつですし、トヨタがF1にいたときには、パナソニックが彼らをサポートしていました。でも、彼らはトヨタとともに去りました」2014年にレギュレーション変更によってホンダがF1に復帰するかもしれないとの噂については「(2014年またはそれ以降に)彼らが戻ってきてくれるのであれば、とても嬉しいですが、僕がまだここにいるかどうか様子を見てみるつもりです」来年F1シートを失うことになればどのように感じるかと質問された小林可夢偉は「それは運命ですよね? そうなってしまったら『それがF1です』と言うしかないですね」関連:ザウバー、小林可夢偉の表彰台で日本企業のF1参入を望む
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