ジョリオン・パーマーは、F1アメリカGPの決勝レースでチームオーダーが発令されなかったことにフラストレーションを感じていると明かした。ジェリオン・パーマーは、レースの大部分をチームメイトのケビン・マグヌッセンの後ろで過ごしており、何度も道を譲ってほしいと無線で訴えていた。ジェリオン・パーマーは、リスクを犯さずに耐えていたが、それによって前方のマシンと戦うチャンスを失ってしまったと感じている。
「レースの2/3くらいは彼の真後ろにいた」とジョリオン・パーマーは Sky Sports にコメント。「他のマシンについていくのにかなり苦労していた。追い抜けるところまで近づけなかったし、いつも狙いはするけど、まったく届かなかった。何度か突っ込むチャンスはあったけど、そんな馬鹿なことはできないからね」「前に出ようとプッシュしていたし、彼を追い抜こうとしちている間にタイヤがオーバーヒートしてしまい、ちょっとバックオフしければならなかった。でも、結局、彼はもう1回ストップした。ちょっとイライラするよね」無線でケビン・マグヌッセンの追い抜きを要求したかと質問されたジョリオン・パーマーは「もちろんだ。僕たちがきちんと結果を出すにはしっかりとポジションを取らなければならないし、良い戦略も必要だ。当然、チームオーダーは望みたくないけど、追い抜きたかった」とコメント。「僕の方がかなり速いのはわかっていたけど、30周も彼の後ろでスタックしてしまった。前にいるドライバーも見えていたし、追いかけられたかもしれないけど、マグヌッセンに十分に近づくことができなかった。自分が前に出られていれば、その前にいる人たちを捕えられると思ったけど、彼にずっと引っかかってしまった」最終的にケビン・マグヌッセンが11位、ジョリオン・パーマーが13位でレースをフィニッシュ。レース後、マグヌッセンは5秒加算ペナルティを科せられて12位に降格している。ルノーは、2017年のドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグとの契約を発表しているおり、ケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーは残りひとつとなたルノーのレースシートを争っている。ジョリオン・パーマーは、残りのレースをシートをかけて挑むつもりだと語る。「僕は常に将来のことを考えてドライブしている。F1での将来だ。2017年がどうなるかはわからない。ベストを尽くして懸命にプッシュしている。今日もそうだった。13位は最悪というわけではないけど、もっと良い結果も残せたはずだ。そこがちょっと悔しい」「正直に言えば、スタートを見直す必要があると思う。序盤のラップはあまり良くなかったからね。スタートは僕の方が前だったし、レース全体を見直さなければならない」関連:【動画】 2016 F1アメリカGP 決勝レース ハイライト