鈴鹿サーキットは、2021年のF1日本GPのチケット情報に関して、5月中旬まで検討期間を設けることを明らかにした。昨年、新型コロナウイルスの世界的な大流行により、残念ながら、10月に鈴鹿サーキットで開催予定だったF1日本GPの中止が決定。1987年から開催されてきたグランプリが途絶えることになった。
今年は、ホンダのF1ラストイヤー、角田裕毅が7年ぶりに日本人としてF1参戦するなど、なんとしてでも日本でF1を開催したいシーズン。現状、F1日本GPは10月10日に第17戦として2021年のF1カレンダーに組み込まれているが、世界的に新型コロナウイルスの感染は一進一退を繰り返しており、観客の動員や開催自体もまだ不透明な部分が多い。ここ数年、鈴鹿サーキットは、3月頃にF1日本GPのチケット情報を公開し、5月頃にチケット発売、というスケジュールで進めていた。しかし、「今後の社会状況・イベント開催制限によっては、販売できる座席数に変更が生じる可能性がある」「発売後のチケット内容変更に伴う払い戻しにより、皆さんにご迷惑をお掛けする状況は避けたい」という考えから、安心して2年振りのF1日本グランプリを楽しんでいただけるよう、状況を見極め、確かな情報を提供するために、例年とは大幅に異なるスケジュールとした。鈴鹿サーキットは「各種チケット情報発表まで、もう少々お待ちください。皆さんのF1日本グランプリへの熱い想いは、SNSやお問い合わせを通じ、実感しています。本当に、本当にありがとうございます。いよいよ今週末から、2021年シーズンが開幕します。7年ぶりの日本人ドライバー参戦など、色々と話題が豊富です。日本グランプリだけでなく、F1全体、モータースポーツ全体を盛り上げていきたいと思います。皆さん、一緒に盛り上げましょう」と語った。