2019年のF1日本GPは、10月13日(日)に予選と決勝を行うワンデー開催となる。史上最強レベルの台風19号の接近に伴い、FIA(国際自動車連盟)と関係各所は土曜日に予定されていた全てのセッションの中止を決定。チーム、観客、メディアに対して鈴鹿サーキットを完全に閉鎖した。
日曜日の鈴鹿サーキットは台風一過の快晴。スケジュール変更のため、FP3はなくなり、予選は午前10時から開始される。日没時間のため、レースのスタート時間は変更されず、予選は11時に終わり、それから約3時間の14時10分にレースがスタートする。両セッションとも通常のフォーマットで行われるが、ドライバーは2日間マシンをドライブしないまま、雨でリセットされた鈴鹿サーキットの路面で予選に挑むことになる。高速の鈴鹿サーキットは、ランオフエリアの少ない“オールドスクール”なサーキット。予選終了からピットレーン閉鎖まで3時間しかないため、予選で少しでもミスを犯してマシンを壊せば、決勝に出場できないリスクがある。また、チームメンバーにとっても通常よりも長く厳しい一日となる。カーヒュー(夜間外出禁止)は日曜午前5時に終了する。マシンの封印は午前7時にFIAによって取り除かれ、10時から11時の予選に向けて準備が可能となる。予選後の車検は11時から12時まで行われ、その後、修理が必要な出来事がなければ、チームは12時10分にオイルタンクのレベルと燃料量を提出し、レースのためにピットレーンが開放される13時30分までにQ3で使用したドライタイヤを装着する。各チームは金曜日のデータを使うことができるが、日曜日のコンディションに合わせてレース戦略を練る時間はほとんどない。関連:2019年 F1日本GP テレビ放送時間&タイムスケジュール(変更版)
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