F1日本GPが開催されている鈴鹿サーキットでは、台風19号の直撃に備えて金曜日のセッション終了後に各設備の撤去作業が行われた。F1日本GPは伝統的に台風シーズンに開催されており、雨天と強風は珍しいことではない。しかし、“スーパー台風”に分類され、カテゴリー5のハリケーンに相当する台風19号は史上最強レベルとされ、ラグビーW杯は2試合を中止。飛行機や新幹線も運休を決断する機関があるなど交通網にも混乱が生じている
F1は金曜日の朝に土曜日の全セッションを中止することを決定。予選は日曜日の午前10時に延期された。鈴鹿サーキットはホテルエリアを除き閉園となる。一部チームは、特定の発電機を稼働、もしくはセキュリティのために必要な人員を派遣する必要があるが、最小限に抑えられ、その責任はすべてチームが負う。また、土曜日が空となる鈴鹿サーキットでは、トラックの広告用掲示板、カメラ、サウンドリグは金曜日の夕方に撤去され、日曜日の予選に先立って設置される。放送センターも解体され、ガレージ保管。表彰台も解体された。F1チームには準備を支援するために土嚢が提供された。状況は監視および評価され、日曜日の早朝に会議が開催して、天気の変化に応じて当日の計画が実行される。チームも同様の措置を余儀なくされている。メルセデスはチームの計画を公開している。・ピットウォールは折り畳み、上からパレットネットをかぶせる。・ガレージの後ろにあるすべてのパネルを降ろす。・ガレージの前にあるすべてのパネルが降ろす。・ガレージのシャッタードアは両側を閉じる。・ガレージ内の機器の大部分を床から持ち上げて、洪水で損傷しないようにする。・家具はホスピタリティユニットからホスピタリティの背後にあるオフィスに移動する。・ホスピタリティ内のスクリーンとBOSEのスピーカーシステムも取り外し、オフィスに保管する。・電力損失/電力サージの準備を検討する。