FIA(国際自動車連盟)は、台風19号接近にともない、F1日本GPの12日(土)に予定されていたすべてのスケジュールを中止することを決定した。F1日本GPの最終フリー走行と予選が行われる12日(土)は、気象庁が“猛烈な”と表現する台風19号が日本列島に直撃すると予想されている。
台風19号の勢力は、千葉県を中心に大規模な停電被害をもたらした9月の台風15号や、関西空港などに大きな被害が出た昨年の台風21号に匹敵すると予想され、気象庁は記者会見で「命を守るため、早めの対策、避難をしてほしい」と呼び掛けている。FIAは、F1日本GPのフリー走行1回目開始直前に最新情報を発表。鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドとJAFが協議した結果、土曜日に予定されていた走行をすべて中止することを決定したことを発表した。「台風ハギビスがF11日本GPに及ぼす影響を予測した結果、モビリティランドと日本自動車連盟(JAF)は、10月12日土曜日に予定されているすべての活動をキャンセルすることを決定した」「FIAとF1は、観客、競技者、そして鈴鹿サーキットのすべての人々の安全のために、この決定を支持している」結果、フリー走行3回目はなくなり、F1日本GPの予選は13日(日)の10時から行われ、決勝は14時10分からスタートが切られる。12日(土)は鈴鹿サーキット自体が閉館となる。