鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの山下晋社長は、2019年以降のF1日本GP開催についてFOMおよびリバティメディアと交渉していることを明らかにした。鈴鹿サーキットでのF1日本GPの開催契約は2018年までとなっている。山下晋社長は「2018年以降の契約については、昨年からFOMのメンバーと交渉を重ねている」と記者会見でコメント。
「我々としては、世界中でこれだけの長い間継続開催しているコースは多くなく、来年以降も継続開催したいと考えている。まだ合意にいたってない要素はあるが、継続開催するためにはF1のファンを増やしていくことが我々としての最重要課題と置いており、今年の30回記念大会はそこにチャレンジしてくことになると考えている」2019年以降のF1日本GP開催継続へ向けて、リバティメディアとの取り組みはどんな影響があると考えるかとの質問には「FOMの体制が新しくなり2年目になるが、『F1ファンを増やすこと』、そしてF1の映像を見られる機会を増やす取り組みや取材規制を含め『オープンなF1にすること』を目指すという点においては、合意できている」とコメント。「一方で、開催権利料に関してはまだ合意できておらず、交渉を進めている」鈴鹿サーキットでは1987年の初開催以来、今年で30回目のF1日本グランプリの開催となる。過去29回大会の鈴鹿F1日本グランプリでは、延べ約776万人が来場している。