ジャック・ドゥーハンの2026年スーパーフォーミュラ参戦計画は、最終段階で白紙となった。昨年12月に鈴鹿で行われたルーキーテストに参加していたものの、今季のスーパーフォーミュラ・グリッドに名を連ねることはなくなった。アルピーヌF1チームからの離脱が1月中旬に正式発表されていたドゥーハンは、ルーク・ブラウニングと並んで今季のKONDO RACINGから参戦する有力候補と見られていた。
だがKONDO RACINGは金曜日、2026年シーズンの2台目のシートを笹原右京が務めると発表し、すでに発表済みのブラウニングとともにラインアップを確定させた。ドゥーハンは昨年12月のポストシーズン・ルーキーテストでKONDO RACINGから走行しており、トヨタとの包括的なパッケージ契約の一環として、ハースF1のリザーブ業務も含まれる可能性が取り沙汰されていた。グリッドに残された最後の空席を射止める立場にあったが、交渉は合意に至らなかった。その背景のひとつとして、ドゥーハン側がシート獲得にあたって持ち込み予算を求められていたことが挙げられている。さらに、23歳のドゥーハンはルーキーテスト中にデグナー2で3度のクラッシュを喫し、走行距離を十分に稼げなかった。最終的なタイムシートでは、ウィリアムズF1のリザーブドライバーであるブラウニングから大きく後れを取っており、評価面でも不利に働いた。この結果、ドゥーハンは冬の終盤というタイミングもあり、今後の進路が不透明な状況に置かれている。トップレベルでの他の参戦機会は、現時点では限られているとみられる。一方で笹原右京は、思いがけずスーパーフォーミュラ復帰のチャンスを手にした。2度のレースウイナーである29歳の笹原は、2024年シーズン終了後にTOM’Sを離脱して以来、グリッドから遠ざかっていたが、昨年の鈴鹿テストでKONDO RACINGから走行していた。もっとも当時は、ザック・オサリバンが優先され、レースシート獲得には至っていなかった。今季はそのオサリバンがチーム・インパルへ移籍したことで、空いたKONDO RACINGの#4を笹原が担当することになり、ブラウニングは#3をドライブする。今回の発表により、2026年スーパーフォーミュラは全23台のエントリーが出そろい、今月初めにThreeBond Racingから小出峻が発表されたことで、グリッドは完全に確定した。
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