モンツァでのF1イタリアGPを主催するイタリア自動車クラブ(ACI)会長のアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、決してモンツァでのF1イタリアGPの将来は安泰ではないと語る。過去数年、F1イタリアGPの将来は不確実な期間が続いていたが、2016年に開催契約を2019年まで延長。2018年も第14戦としてモンツァ・サーキットで開催される。
しかし、アンジェロ・スティッチ・ダミアーニは「状況が変わらなければ、我々はモンツァでのグランプリの将来を保証できなくなる」と La Gazzetta dello Sport にコメント。「2022年に100周年を迎えるにあたり、サーキットを適応させなければならないことのは当然のことではあるがね」アンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、F1イタリアGP開催を妨げる大きな問題のひとつに“安定法”として知られるイタリアの規則を挙げた。「我々は国には1ユーロの負担もかけていないし、我々の邪魔をしないことを以外は何も求めていない」とアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは述べた。モンツァの代表団は、他の20のレースプロモーターと同様に先週開催れたリバティメディアとの主要会議に出席した。「私が気付いたのは、全体的に苦しんでいるということだ。リバティは巨額の投資が行われており、現在、それを回収しなくければならない状態にある。それはチーム側にとっても同じことだ。コストはさらに上昇している。我々オーガナイザーも首を絞められている」昨年、リバティメディアがF1の新オーナーになって以降、プロモーター側とリバティメディアとの契約条件を巡る駆け引きが続いている。昨年7月にはシルバーストン・サーキットを所有するBRDCがF1イギリスGP開催についての契約解除条項を行使。現在の契約下では2019年のF1イギリスGPが最後のレースとなり、BRDCは新しい契約についてリバティメディアと交渉を重ねている。モンツァは、イモラで開催された1980年を除き、1950年のF1世界選手権となってから毎年グランプリを開催している。
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