2026年からレッドブル・レーシングのレースドライバーに昇格するアイザック・ハジャーは、2025年F1アブダビのポストシーズンテストでレッドブルRB21で111周を走破し、タイムは21番手となった。ハジャーは2026年仕様ピレリタイヤのテストプログラムを担当し、初めて“正式なレッドブルF1ドライバー”としてチームの作業に臨んだ。
「正式なオラクル・レッドブル・レーシングのドライバーとして初めて走ることができて、とても良かった」とハジャーはコメント。「1月に戻ってきたときに、すでに多くの人たちと会って、一緒に仕事をし始めているという状態で入れるのは大きいし、ここ数年のテストで多くのメンバーと会っていたこともあって、チームは本当に温かく迎えてくれた。すでにこのグループの中で快適に感じている」「もちろん、今日走ったのは僕がバルセロナで乗るクルマとは全く違うマシンだけど、タイヤのフィーリングをつかむには良かったし、この段階でデータを蓄積しておくことはすごく重要だ。今回の内容はこれから数カ月の準備の中で必ず役に立つだろう」レッドブルのベン・ウォーターハウス(パフォーマンスエンジニアリング責任者)は「ハジャーは2026年ピレリタイヤのプログラムを問題なく完遂し、詳細なフィードバックを提供してくれた。来季に向けて関係性を深める貴重な一日になった」と評価している。若手テストの枠でRB21を担当した岩佐歩夢とは対象的に、ハジャーは来季マシンの準備に直結する役割を担った。チームは本テストのデータをミルトンキーンズへ持ち帰り、7週間後のバルセロナテストに向けて解析を進めていく。