アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、2026年にレッドブル・グループ内のF1チームで走ることが確定した後、精神的に余裕を感じていると語った。9月中旬、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコが、レッドブル・ファミリーに所属する2人のドライバーが2026年シーズンの契約を結んだことを明かした。
マックス・フェルスタッペンが2028年まで契約を延長しているのは既知だが、マルコは「ハジャーも来季はレッドブル・グループ内で走る」と明言。ただし、そのシートがレッドブル本隊なのか、もしくはレーシングブルズに残留するのかは明かさなかった。一方で、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズのシートを得るとの噂もあり、リアム・ローソンか角田裕毅のどちらかが2026年に外れる可能性も取り沙汰されている。ハジャーは鮮烈なデビューシーズンを経て、自身の将来が確定したことで安心感を得たという。「いい立場にいるとは思うけど、これまで僕のキャリアでは常に最終戦まで全力で追いかけ、上のカテゴリーに上がるために証明し続けてきた」とハジャーはMotorsport Weekなどの取材に語った。ただし、これまでのキャリアではプレッシャーこそが自身の力を引き出してきたとし、今シーズンのように“安心した状態”で走ることには新しい適応が必要だったと明かした。「新しい状況だけど、プレッシャーは少し減った」と彼は続けた。「でも僕はいつもプレッシャーを楽しむタイプなんだ。プレッシャーの中でこそ最高の走りができると思っている」角田裕毅はレッドブルのシートを巡り、アイザック・ハジャーと争う立場にある印象的なルーキーシーズン2025年シーズンはルーキー勢にとって明暗が分かれる年となった。マシンの実力を上回る走りを見せた者もいれば、苦戦した者もいる。その中でハジャーは開幕から印象的な走りを続け、チームメイトを上回る成績を残し、ザントフォールトでは初表彰台を獲得してみせた。来季のシートが確定しているとはいえ、レーシングブルズのドライバーである彼は残りのレースでも攻めの姿勢を崩すつもりはないという。「残りの数戦をどう戦うか見ていてほしい。でも僕はこれからも全力でプッシュして、リスクを取っていくつもりだ」と締めくくった。
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