アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、シンガポールGP予選でチーム初のQ3進出を果たしたものの、最終ラップを悔やむ結果となった。マリーナベイ市街地コースでの初挑戦ながら堂々のトップ10入りを果たしたが、「もっと上を狙えた」と率直に振り返っている。ハジャーはQ3に向けて新品タイヤを2セット温存する理想的な戦略を採ったが、最後のアタックでタイムを伸ばしきれなかったという。
「トップチームと同じようにQ3で新品タイヤを2セット残せたのは初めてだった。だからこそ、最後のラップを完璧にまとめられなかったのが本当に残念だ。ラップ途中まではすごく良くて、“今日は何か特別なことができるかも”と思っていた。でも結局は平均的な結果に終わってしまった。少し悔しい」とハジャーは語った。明日の決勝については冷静に見つめている。「もちろんチャンスはあるけど、同時に難しいとも思う。前にいるマシンはすごく速いし、ここではオーバーテイクが簡単じゃない。もう一度あのラップをやり直せたら…って思うけど、仕方ないね」と締めくくった。さらに、ハジャーは、レーシングブルズのプレスリリースでも同じように悔しさを露わにした。「今日は本当にフラストレーションの残る一日だった。再びQ3まで進めたのは良かったけれど、同時にあったはずのポテンシャルを無駄にしてしまった。今回は初めて、ソフトタイヤの新品を2セット温存した状態でQ3に進めたんだ。最後のアタックでは特別なラップになる感触があったから本気で攻めたけど、ターン8でミスをしてしまった。マシンは本当に良かっただけに、自分自身に腹が立つよ」とハジャーはコメント。「明日は8番グリッドからのスタートだけど、残念ながらダーティサイドだ。前にはとても速いマシンが並んでいるし、このサーキットではオーバーテイクも簡単じゃない。でも僕たちは全力で戦って、ポイントを持ち帰れるように頑張るよ」
全文を読む