レーシングブルズのアイザック・ハジャーは1、2025年F1第10戦カナダGPの決勝で6位でレースを終え、ポイント圏外に沈んだ。これにより連続トップ10フィニッシュの記録もストップした。ハジャーは9番手に予選通過していたものの、カルロス・サインツJr.の進路妨害によって3グリッド降格処分を受け、12番グリッドからのスタートとなった。レース序盤のミディアムタイヤでは高いグレイニングに見舞われ、ピットストップのタイミングも遅れたことで順位を落とした。
「モントリオールでは厳しい日曜日だった」とハジャー。「レース序盤のミディアムタイヤでは高いグレイニングが出てしまって、残念ながらピットインのタイミングが少し遅くなり、いくつかポジションを落としてしまった。その後はずっとDRSトレインに引っかかって、終盤になるとペースも上がらず、他のマシンに次々と抜かれた。週末を通してクルマのバランスに苦しんでいたので、チームと一緒にすべてを見直して、2週間後のオーストリアではもっとプッシュしていきたい」レーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの予選結果を称えるとともに、チームとして週末を通して苦戦していたことを認めた。「昨日の予選では、アイザックがP9を獲得するという強いパフォーマンスを見せてくれた。残念ながら、カルロスが後方から接近していたことをチームが正確に伝えられず、彼はグリッド降格のペナルティを受けてしまった。これは完全に我々のミスだった。今日のレースはその影響で12番手スタートとなり、序盤から厳しい展開になった。ミディアムタイヤでは高いグレイニングに苦しみ、ポイント争いに食い込むには十分なペースを発揮できなかった」