AJフォイト・レーシングが、ホンダを離れてシボレーにエンジンを変更すると報じられている。その場合、佐藤琢磨の去就に影響することになるだろう。先週の金曜日、チップ・ガナッシがエンジンをホンダに変更することを発表。シボレー勢から4台が減少することになった。今年、すでにホンダは、シュミット・ピーターソン、レイホール・レータマン・ラニガン、デルコイン、アンドレッティにエンジンを供給しており、フィールドはさらに不均衡になることを意味する。
ホンダは、既存チームの全てを維持し、そこにガナッシが加わることで、2017年は11台から15台に増加するが、シボレーは11台から7台に減少する。インディカーの規約では、各メーカーがフィールドの60%に供給する準備ができていなければならないと記されている。そのため、シボレーは、ペンスキー、エド・カーペンター、KVSHに加えて、AJフォイトの2台をホンダから誘い出す準備ができている。メーカーが供給できるチームの最大数は規定されていないが、ホンダの情報筋は、多くのクルマに供給することへの懸念があることを示唆している。AJフォイトとシボレーの契約は成立目前とされており、チームマネージャーのラリー・フォイトは、正式ではないが、確定次第、シボレーから発表になることを示唆している。AJフォイトは、2016年に佐藤琢磨とジャック・ホークスワースを起用していた。しかし、1台はペンスキーのシートを喪失したファン・パブロ・モントーヤが候補に挙がっている。ファン・パブロ・モントーヤは、空席がある全チームのシートを争っているとされているが、トニー・カナーンがガナッシに残留し、セバスチャン・ブルデーがカーペンターに戻ることで、AJフォイトとカーペンガーが最有力とされている。AJフォイトがシボレーにエンジンを変更した場合、ホンダドライバーである佐藤琢磨がチームを移籍するのは確実と思われる。