フンコス・レーシングが、消滅したKVレーシングの資産でインディ500に参戦することが発表された。リカルド・フンコスが率いるフンコス・レーシングは、インディ・ライツやプロ・マツダといったカテゴリーで活躍するチーム。インディ・ライツ参戦初年度の2015年にはスペンサー・ピゴットがドライバーを務め、タイトルを獲得している。
昨年、フンコス・レーシングは、インディカー参戦を目的にインディアナポリス・モーター・スピードウェイの側に4万フィートの大型ワークショップを開いており、撤退したKVレーシングの2台のシャシーとピットエキップメントを購入した。「私、そして私のチームにとって夢が実現した」とリカルド・フンコスはコメント。「私の人生において間違いなく最も大きな瞬間のひとつだ」フンコス・レーシングが、ホンダとシボレーのどちらのエキップメントを使用するのか、インディ500のドライバーに誰を起用するかはまだ発表されていない。「モーターレースにおいて大きな動き、大きな決定をするための正しいタイミングを計るのは常に難しいが、正しいタイミングであり、マツダ・ロード・トゥ・インディで成し遂げたように成功できると自信を持っている」とリカルド・フンコスは述べた。KVレーシングの共同創設者であるケビン・カルコーベンは、フンコスのインディカーへの動きをサポートすることをすでに明白にしている。「我々はリカルドがインディ500とそれ以降へのプログラムを発展させていることを嬉しく思う」とケビン・カルコーベンはコメント。「我々は、エントリーを成功させるために経験、器材、データで彼と彼のチームを助けることをコミットしている」KVレーシング、インディカー撤退を発表・・・かつて佐藤琢磨も所属