インディ500の決勝レースが26日(日)、インディアナポリスで開催され、トニー・カナーンがインディ500初優勝を飾った。レースは、最後までリードラップが入れ替わる激しい展開。リードチェンジは実に68回。終盤のイエローコーションが明けた残り3周、リスタートでトニー・カナーンが首位に立つ。その直後、ダリオ・フランキッティのクラッシュで再びイエローコーションとなり、そのままの順位でレースはフィニッシュ。トニー・カナーンがインディ500初優勝を成し遂げた。
18番手からスタートした佐藤琢磨は、序盤にトップ10圏内を争うアグレッシブな走りをみせていた矢先に単独スピン。大きく順位を落とし、最終的に13位でレースを終えた。「なんとかスピンから立ち直って、ラップバックして、もう一度ゲームのなかに戻れたら良かったんですけど、今日は厳しかったですね。結構クルマがスライドしてて、一度タイヤにブリスター作ってしますとどうしようもなかったので、早めにピットストップしなければならなかったし、それによってピットストップのタイミングも変ってしまって、そのあともなんとかプッシュしたんですけど、ポジションを上げるのに苦労しました」とレースを終えた佐藤琢磨はコメント。「そんなに悪くなかったんですけど、ちょっとしたところでクルマがかなりナーバスになるので、かなり慎重にはいってたつもりなんですけど、前のクルマの乱気流を受けてあっという間にグリップを失ってしまった。スピンしたときは本当にひやっとしたんですけど、なんとか戻れて良かったです」「いい結果を残せなくて、非常に悔しいですし、今日のレースは非常にタフだったんですけど、これもいい経験になる思うので、チームも本当に一生懸命やってくれているので、次またオーバルで頑張っていきたいと思います。次のデトロイトはストリートでダブルヘッターなので、また改めて頑張っていきたいともいます」
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