インディカーで活躍するパト・オワードが、F1参戦への夢を追い続ける考えはなくなったと明かした。マクラーレンF1のリザーブドライバーも務めてきたオワードだが、現在はインディカーでのキャリアに満足しており、今後もアメリカを舞台に戦う意向を示している。オワードはポッドキャスト番組『Speed Street』で、F1への思いが以前とは大きく変化したことを告白。2027年もアロー・マクラーレンから参戦することが決まっており、自身のキャリアの軸は完全にインディカーへ移ったと強調した。
F1への憧れは「もうなくなった」パト・オワードは、これまでマクラーレンF1でテストやフリー走行を経験できたことには感謝しているとしながらも、現在はF1を目指すモチベーションは失われたと率直に語った。「F1で経験したことや学んだことには本当に感謝している。特にここ数年は実際にマシンをドライブできて、あのクルマがどれほど素晴らしいものなのか体感できた」「でも今は人生の違う段階にいる。もう気にしていない。F1でリザーブドライバーを続けたいという気持ちは自分の中にはない。今のインディカーは本当に充実しているし、このカテゴリーが大好きなんだ。僕がいたい場所はここだ」2027年のアロー・マクラーレンは、スコット・ディクソン、フェリックス・ローゼンクヴィスト、そしてオワードというラインアップで戦う予定となっている。現行F1マシンにも魅力を感じずオワードは現在のF1マシンそのものにも魅力を感じていないことを明かした。「今の世代のF1カーには乗りたいという気持ちが湧かない。だからF1でのすべての役割から外してほしいと丁寧にお願いした」その一方で、インディカーこそ自分が求めるレースができる環境だと語る。「最高のレースをするならインディカーが一番だ。もちろん違う意見の人もいるだろう。でも僕にとって幸せなのはここなんだ」近年のF1では2026年導入の新世代マシンに対し、エネルギーマネジメントの難しさやドライビングの自由度について、複数のドライバーから厳しい意見が上がっている。オワードもそうしたマシンには魅力を感じていないようだ。「名声もお金も十分にある」オワードは、F1を目指す理由としてよく挙げられる名声や高額報酬についても、自身には必要ないと断言した。「これ以上有名になる必要はないし、お金もこれ以上必要ない。若い頃には想像もできなかったような立場まで来ることができた。本当に恵まれていると思う」マクラーレンとの大型契約を結び、インディカー屈指の人気ドライバーとして活躍するオワードにとって、F1はもはや目標ではなくなった。今後はインディカーでタイトル獲得を目指すことが、キャリア最大の目標となりそうだ。
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