アロー・マクラーレンは、カラム・アイロットが今月末のインディアナポリス500(インディ500)でインディカーチームに復帰することを発表した。昨年、カラム・アイロットは、フンコス・ホリンジャー・レーシングで素晴らしい活躍を見せにもかかわらず、昨シーズン限りでフルタイムのシートを失った。
しかし、デビッド・マルカスがプレシーズンのマウンテンバイクで手首を負傷したため、新シーズンの開幕戦からアロー・マクラーレンでレースをするチャンスを与えられ、アイロットはセント・ピーターズバーグGPで13位を獲得した。アイロットはサーマルクラブで開催された非選手権ラウンドでも代役を務めた、世界耐久選手権に参戦するために、ロングビーチではテオ・プルシェールがマルカスの代役を務めた。しかし、マクラーレンがマルカスとの契約を解消し、後任のプルシェールがインディ500を欠場することで、アイロットに再び出番が巡ってきた。WECスパ6時間レースで#12イオタ・ポルシェを駆り、歴史的勝利を収めたばかりだのアイロットは「インディ500に出場することはドライバーの夢であり、これを実現させてくれたザク(ブラウン/CEO)、ギャビン(ウォード/チーム代表)、トニー(カナーン/スポーツディレクター)に感謝したい」と語った。「慣れ親しんだマシン、慣れ親しんだアロー・マクラーレンというチームでこのレースに臨めることに感謝している。インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの4月のオープンテストは天候のために短縮されたものの、走行は実り多いものだった」「チームの居心地はいいし、5月の1カ月間を通じて、レース当日にベストを尽くすために団結できると思っている」アイロットは、昨年のJHRとのインディ500で27位から15ポジションアップし、12位でフィニッシュした。カラム・アイロットはインディアナポリス・モーター・スピードウェイで、レギュラードライバーのパト・オワードとアレクサンダー・ロッシ、そして同じ週末に行われるNASCARコカ・コーラ600とのダブル・レースに挑むカイル・ラーソンとともに、アロー・マクラーレンの4台体制に加わることになる。「カラムはこのチームとインディ500での経験をもたらしてくれる。これはシーズン最大の2週間を迎えるにあたり、非常に貴重なものだ」とチーム代表のギャビン・ウォードは語った。「彼とチームはシーズン序盤の2戦でうまくやっていたので、それをここでも発揮できることを楽しみにしている」「カラムと#6 NTTデータ・シボレー・チームは、他のマシンと同様、予選でも決勝でも上位グリッドの近くで戦えると確信している」
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