インディカーは、ダラーラが2018年のユニバーサルキットのサプライヤーに決定したことを発表。現在のダラーラ IR-12シャシーに装着されることになった。現在、エアロキットはエンジンサプライヤーであるホンダとシボレーが各チームに供給しているが、2018シーズン以降は共通化される。2018年から全チームが使用するユニバーサルキットは、最新技術と安全性を組みこみつつ、低いエンジンカバーを含めた“より伝統的なインディカーのルックス”に回帰することを目指して設計された。
インディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライは「これは我々のパドックやファンからのインプットを含めた複数の関係企業に共同の作業だった」とコメント。「ダラーラは素晴らしいパートナーであり、2018年マシンのルック、安全強化、パフォーマンス目標についてこれ以上の熱狂はない」ダラーラは、1997年以降インディカー・シリーズにセーフティ・セルを供給し、2008年から単独シャシーサプライヤーとなった。2015年以降はインディ・ライツにもシャシーを供給している。ダラーラは、米国拠点とインディアナポリス・モーター・スピードウェイに隣接するエンジニアリングセンターを通してインディカー・シリーズに参戦するチームへのサポートを続けていく。「2017年は、我々がインディカーに参戦して20周年となる。ベライゾン・インディカー・シリーズとのパートナーシップを継続できることは大きな名誉だ」とダラーラのCEOを務めるアンドレア・ポントレモリはコメント。「新しいエアロキットに関する我々のメインのゴールは、クルマのアメリカのエッセンスを維持したスタイルに取り組み、シリーズが優れたパフォーマンスと安全レベルを保つことだった」インディカーは、今年1月12日のデトロイトショーで2018年マシンデザインの図面を公開。3月と5月により詳細なイメージを公開してきた。ユニバーサルキットはウィングが薄く小さいスーパースピードウェイ用と、ストリートコース/ロードコース/ショートオーバル用の2つの構成となる。インディカーは、7月25~26日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイでスピードウェイ/オーバル仕様のユニバーサルキットの初テストを予定。ロードコース仕様は第13戦後の8月1日にミッドオハイオでテストされる。以降、8月28日にアイオア・スピードウェイ、9月26日にセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストが行われる。2018年 インディカー マシン


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