2024年F1 ハンガリーGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、ハンガロリンクにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というレンジで最も柔らかいコンパウンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
路面温度が60度にも達するハンガロリクでは、硬い方の2つのコンパウンドが主軸になると予想。持ちタイヤによってスタートタイヤはミディアムもしくはソフトになると考えられ、第2スティントはハード、最終ステントも持ちタイヤによってミディアムもしくはハードの2ストップになると予想されている。タイヤ戦略予想各ドライバーの持ちタイヤ数各コンパウンドのパフォーマンス差マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)「ハンガロリンクでは、再び素晴らしい予選を目にすることができた。トップ3のドライバーが0.46秒差以内でラップを刻み、その間にもいくつかの波乱があった。。このことから、明日のレースは、トップ争いも、残りのポイント争いも、非常に接戦になることが予想される。カレンダー上で最も短いトラックの1つであるハンガロリンクで、今日のポールポジションのタイムが昨年より1.5秒近く速いことを考えると、1 年の間に車のパフォーマンスが大幅に向上したことは注目に値する。戦略的には、このレースではクラシックな2ストップが明らかに有力だ。理論的には、ミディアムでスタートし、その後ハードに交換するのが最速のオプションだ。明らかに、2つのハードコンパウンドのセットの数が、各チームの戦略を決定づけるだろう。その点について言えば、レッドブル、マクラーレン、フェラーリの3チームは、ドライバーが使える新品ハードのセットが1つ、新品ミディアムのセットが2つある。一方、アストンマーティンは、新品ミディアムのセットが1つ、新品ハードのセットが1つしかない。その他のチームは、ハードのセットを少なくとも2つ、ミディアムのセットを1つ持っている。明日、トラックの温度が50℃を大きく上回る見込みであることから、より高温のコンディションに戻ることも考慮すべき非常に重要な要因となるだろう」
全文を読む