2025年F1イギリスGPで初の表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグの快挙に、メルセデスが心温まるサプライズで花を添えた。レース後、メルセデスはザウバーのホスピタリティエリアに複数本のシャンパンを届け、祝福の気持ちを伝えたという。この日シルバーストンでは、変わりやすい天候による混乱のなか、ランド・ノリスが母国初優勝を飾り、チームメイトのオスカー・ピアストリが2位に続いた。だが主役となったのは、19番グリッドから3位に食い込んだヒュルケンベルグだった。
2025年F1イギリスGPで初の表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグの快挙に、メルセデスが心温まるサプライズで花を添えた。レース後、メルセデスはザウバーのホスピタリティエリアに複数本のシャンパンを届け、「初表彰台おめでとうございます! メルセデスチームより」と祝福のメッセージを記した絵。この日シルバーストンでは、変わりやすい天候による混乱のなか、ランド・ノリスが母国初優勝を飾り、チームメイトのオスカー・ピアストリが2位に続いた。だが主役となったのは、19番グリッドから3位に食い込んだヒュルケンベルグだった。彼にとっては2010年のウィリアムズでのF1デビュー以来、実に239戦目での初表彰台。レース後にはチームの歓喜がホスピタリティにあふれ、そこへ届けられたメルセデスからのシャンパンが祝宴に華を添えた。一部報道によれば、ザウバーはまさかの表彰台を想定しておらず、ホスピタリティには祝杯用のシャンパンが用意されていなかったという。そんななか、メルセデスの粋な対応が称賛され、さらにアストンマーティンも追加でシャンパンを提供したとの情報もある。SNSでもこの心温まる光景は話題となっており、ファンからは「F1の世界が癒されていく」「ヒュルケンベルグの表彰台の方がノリスの優勝よりも感動的」などの声が相次いでいる。「夢みたいな展開だった」ヒュルケンベルグはレース後、次のようにコメントしている。「自分の中にこの力があるとずっと信じていた。何がどう起きたのかよく分からないけど、サバイバルレースだったし、タイヤ選択も含めて全部が完璧にハマった。まるで夢みたいな展開だった」また、最終スティントで後方から追い上げてきたルイス・ハミルトンを抑えきったことについても語った。「正直、最後のピットストップまで信じられなかった。でもルイスとの差を聞いたときに『これはいけるかも』って思った。でもすぐにまた差を詰めてきたから、最後は本当にプレッシャーがすごかった。すごくタフなレースだったよ」37歳での初表彰台という快挙を成し遂げたヒュルケンベルグ。F1史上最も長い“未表彰台”記録に終止符を打ち、多くのファンとチーム関係者の祝福を浴びることとなった。メルセデスの粋な計らいとともに、F1界の温かさが垣間見える瞬間だった。 この投稿をInstagramで見る Stake F1 Team KICK Sauber(@stakef1team)がシェアした投稿