ニコ・ヒュルケンベルグは、2021年のF1世界選手権でフルタイムのF1復帰を果たせることは期待していないと語る。昨年、ルノーのF1シートを失ってパドックを離れることになったニコ・ヒュルケンベルグだが、今年、レーシング・ポイントから3回の代役参戦を果たし、ニュルブルクリンクではレッドブル・ホンダからも連絡があったことで、失業中の今年は“スーパーサブ”の称号を手にしている。
新型コロナウイルスの影響によってリザーブドライバーという仕事は以前よりも求められる状況となっているが、2021年のリザーブドライバーの役割は「実際には目指しているものではない」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。「彼らは望んでいることもあれば、望んでいないこともある」とニコ・ヒュルケンベルグは Auto Motor undSport に語った。「基本的にレギュラーシートが僕の優先事項だ」予選から急遽出場し、F1アイフェルGPで最後尾からスタートして8位でフィニッシュするという結果を残したニコ・ヒュルケンベルグは、ファンから“ドライバー・オブ・ザ・デー”に選出された。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは、最も望んでいる賞である2021年の契約オファーは受け取っていないと語る。「残念ながら、シルバーストンの後も同じだった。F1には十分なクオリティのドライバーがいて、もう僕のことは必要としないのかもしれないね」「僕はまだここにいるけど、それは長い間続いているプロセスだ。ドライバーは供給過剰だ」「それに、特定のチームにとって経済的に魅力的なドライバーがいるしね」レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムートマルコは、2021年のドライバー候補としてニコ・ヒュルケンベルグやセルジオ・ペレスの名前を挙げれることでアレクサンダー・アルボンに圧力をかけている。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは、レッドブル・ホンダF1のレースシート獲得に実際には「難しい。とても難しいだろうね」と語った。
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