ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアからザウバーへの移籍が正しい決断ではなかったかもしれないと初めて認め、もっと速いクルマが願っていることを認めた。これまでニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーにはスランプを脱して2012年に表彰台を獲得したようなパフォーマンスを取り戻せるポテンシャルがあると自分の移籍を擁護してきた。
しかし、シーズンの3分の1を終えて、フォース・インディアはマクラーレンをも上回るコンストラクターズ5位につけている一方で、ニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバー C32で“難しい状況”になると認めた。「もちろん、僕が想像していた状況ではないし、チームが想像していた状況でもない」とニコ・ヒュルケンベルグは Speed Week にコメント。「僕たちが望んでいる場所、いるべき場所にいないのは明らかだ」「でも、残念ながらそれがF1だ。決定をするとき、それが正しい決断だという保証はない。僕たちが今やらなければならないことは、前を向いて、シーズンを最大限に生かしていくことだ」ニコ・ヒュルケンベルグは、今年フォース・インディアに抜かれたり、負けたりすることに気分を害していることを認めた。「正直、トラック上ではなく、戦略やピットストップによるものだ。もちろん、良い気分ではない。もっと速いクルマに乗りたい」