2016年、ホンダは今年もインディカー・シリーズに参戦する。アメリカンモータースポーツの最高峰で、世界最大のレースであるインディ500を含む、このシリーズにホンダが初めて挑戦したのは1994年のことでした。以来、ホンダは米国の頂点に位置するチャンピオンシップに出場し、200回以上の勝利を積み上げてきた。23度目となる今シーズンも全力で挑む。
2016年のインディカー・シリーズは、3月第2週にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕する。会場は空港の滑走路と市街中心部の道路を利用したレイアウトのストリートコース。ホンダは、A.J. Foyt Racing、Andretti Autosport、Rahal Letterman Lanigan Racing、Schmidt Peterson Motorsports、そしてDale Coyne Racingの5チームとともに出場する。インディカー・シリーズは広大な北米大陸を転戦し、シーズンで一度、国境北側のカナダにも遠征を行います。5月には伝統の一戦であるインディ500の記念すべき100回大会が開催され、約6カ月間に渡る熱い戦いは、カリフォルニア州ソノマでの最終戦まで続く。ホンダは、より大きなパワー、高い効率と優れたレスポンスを求めてインディカー用のレーシングエンジンを開発し、出場チームに供給してきた。そして、15年からは新しいレギュレーションの下、エアロキットの提供も実施。超高速バトルが繰り広げられるインディカーの世界で極めて重要なパワー(エンジン)と、空力(エアロキット)の両分野でライバルとし烈な技術競争を繰り広げている。スポーツ、そしてエンターテインメントの王国と呼ぶべき米国でインディカー・シリーズが人気を博しているのは、市街地や公園、滑走路などを利用したストリートコース、米国独特の超高速サーキットであるバンクのついたオーバルコース、そして常設のロードコースとバラエティ豊かなコースで、レースを開催することも理由の一つ。インディカー・シリーズでチャンピオンになるには、オーバルからストリートまでの、あらゆるコースで速さを発揮するドライバー、そしてチームでなくてはならない。今年もインディ500での勝利、インディカー・シリーズの王座獲得というアメリカンドリームの実現を目指し、世界の11カ国から才能あふれる、個性豊かなドライバーたちが集結している。年間16戦の熱く激しい戦いは、世界中のモータースポーツファンをエキサイトさせてくれるはずだ。アート・セントシアー (HPD社長)「世界三大レースの一つであり、一日あたり観客数が世界最大を誇るスポーツであるIndy500は、今年100戦目を迎えます。このように、インディカー・シリーズは、その長い歴史の中で、北米のファンに広く定着してきたアメリカンオープンホイールレースの最高峰であり、スピリット、そして文化であると思います。ロードコース、公道コース、ショートオーバル、あるいはスーパースピードウェイからなる、変化に富んだコースを走るシリーズの構成は、マシン、ドライバー、そしてチームに多様かつ高度な戦術とスキルを要求し、これもHondaの技術者や北米のレースファンを惹きつけてやまない要因の一つです。アメリカン・ホンダとHPDは、米国の企業市民としてこの最高峰レースに挑戦し続けることで、お客さまと”The Power of Dreams”を体現していきます」関連:インディカー 2016年カレンダー